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Channel: - 球爺 残日録 -
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「2A3シングルもプチ改造(自己マン)」

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PP化した「171A PP」は、少しでもゲインを上げたくて初段管を「MH4」(μ
40)から「MH41」(μ80)に換装したが、その結果、「MH41」を使っていた「2A3シングル」は、必然的に初段管を換えなければならなくなった。


「MH4」ではバイアス電圧45Vの2A3をフルドライブできないし、1:2以上の増幅率の段間トランスは持っていない。。

取り敢えず「MH4」→「NC-14」(1:1)→「2A3」で音を聴いたが、プリのボリュウム位置を3クリック以上余計に回さなければならないし、出音も心なしか大人しいので、2段増幅から3段増幅に回路変更することにした。


初段と次段(ドライバー段)は2A3との釣り合いからG管かGT管を使いたいので、普通なら「6SN7」になるが球変態なのでそれでは面白くない。(笑)


で、持っている英国製双三極管を並べてみた。

イメージ 1

真ん中のGT管「ECC33」は「WE205Dシングル」に使っているので、左右の2本(双三極管なので、ステレオでも各1本でOK)を使うことにした。

右の「ECC34」は殆ど出回らない珍球で、μ=11.5、内部抵抗=5.2kΩなので「NC-14」(5kΩ:5kΩ)にピッタリであり、「2A3」をパワードライブするのに最適だろう。



実は改造途中では発振してしまって原因究明に時間を取られたが、トランスのタップ接続をチェンジしたら発振が収まり、改造が無事終了した。

イメージ 2


この「2A3シングル」は、LE8Tさんと杉さんに納めたものとは回路が違うしゲインが大きいので、比較すると迫力のある鳴り方をしており、些かビックリするやら嬉しいやらである。←これぞ自己マン!





★F特
イメージ 3


聴感では低音が一番出ているが、ゲインが高いので再生音量が大きいためかもしれない。。
とはいえ、風のように素軽くてスピードのある低音に支えられた音は、土台と骨格がしっかりした聴き応えがある再生音であることは間違いない。

と自己マンを書き連ねたが、勿論低音に関してはキリがないし、お金が掛かる…。(自爆)

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