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Channel: - 球爺 残日録 -
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「拙システムは音場を正しく再現できないのか…」

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記事名に「音場」が入っていると、また(詰まらんことを)悩んでいるなと思われるでしょうが、その通りであります。(自爆)


短辺中央置きセッティングでは、高さは兎も角として奥行き(前後の位置関係)が少し聞き分けられたと思っていましたが、センターが引っ込む凹型音場に違和感が強くなり、長辺置きに戻したことは記事にしました。

イメージ 1



上の写真の長辺置きセッティングでは、センター引っ込みは殆ど気にならなくなりましたが、奥行きが浅くなり一部音源で前後の位置関係が聞き分けられません。。


そして、今悩んでいるのはライブ録音での観客とプレーヤーとの位置関係です。


具体例です。
Jazzでは超有名なビル・エヴァンス・トリオの『Waltz For Debby』は、NYの「Village Vanguard」でのライブ録音盤です。
何本マイクを使ったのか分かりませんが、楽器配置は再生音から判断すると、エヴァンスのピアノは右、スコット・ラファロのベースは左、ポール・モティアンのドラムスは中央か左よりの奥のようです。


イメージ 2

長辺置きセッティングでは、左右位置はスピーカーの間隔なりに定位しているようです。ヘッドフォンで聴くとドラムスの位置が高そうですが、上記セッティングでは高低の定位は明瞭ではありません。。


問題は、演奏中の観客の騒めきや食器の音、そして演奏終了後の拍手が、ステージの前なのか後ろなのか聴き分けられないことなんです。

正確に書くと、演奏中の観客の騒めきや食器の音、そして演奏終了後の拍手が、ステージの後ろ(=プレーヤーの背後中央)から聞こえてきます。

れって、現場の通りの再生音ではない?
即ち、全部ないし一部の観客はステージ前方に座っているのではないかと想像しており、その通りなら拙システムは短辺置きでも長辺置きでも音場を正確に現わせない=定位がアカンことになります…。


先達のスピーカーセッティングを拝見するにつけ、上記考察が正鵠を射ているとするなら、「壁に接近させた交差法セッティングが正しい音場を再生できる」という結論になりそうであります。



「そんなことより音楽を聴くことに集中せよ」との声が聞こえそうです。(笑)


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