年末から「WE205Dシングル」の音をずっと聞いていますが、最も感じるのは音の腰が強い(スピーカーコントロール力が強い)ということです。
これまで書きませんでしたが、ゲインを上げる目的で、入口の前に「WEコアトランス式Att.」を最大ゲイン位置で繋ぎ、音質向上のために「WE205D」はグリッドチョークにしています。
そして、全くの自己マンですが、整流管は泣く子も黙る「WE274B刻印」でございます。
再生ラインは殆ど「WE101Fプリ」と「AXIOM22」とのコンビですが、曲によっては、次に記したこれまで気付かなかった音が耳に入り込み、些か(とても)気になりました。。
ボーカルのブレス音は兎も角として、発声時の舌音、楽器のタッチ音、プレーヤーの衣装がこすれる音とか、録音現場の色んな環境音が聞こえてくると、自システムの欠陥ではないかと疑わざるを得ません。
変態球爺が次にすることといえば、ヘッドフォンでリッピング音源の音を巨細に聞くことです。
上記環境音の内容・程度をスピーカー再生音と比較してみて、ほぼ同じなら音源のせいだと安心して、再度スピーカーリスニングに戻ります。(笑)
一般的に再生機器のレベルがアップすればするほど、信号音を忠実に拾い上げ、結果的に音源(or上流システム)の良し悪しを暴くといわれております。
ということは、拙「WE205Dシングル」は普通のCR結合パワーアンプなんですが、偶々出来が良かったのか、それとも「WE205D」というWEシアターシステムを担ってきた球を使えば、ヘボアンプでもこの位のパフォーマンスを示すということなんでしょうか?
まあ、普通に考えれば後者が正解でしょう。。(自爆)
Dr.X風の結論
☆メロンです!
「WE205D」は、再生帯域の信号をキッチリ抉り出す名球です。
☆請求書です!
かかるが故に、システムの美点もアラも暴いてしまう諸刃の刃なのです。