前記事で、拙部屋の現在のセッティングでは音場がラックとPCラインの両壁の間に出現すると書きましたが、PCの前に腰掛けて(今の状態)流れている音楽を聞くと、音場は「裏見の滝」の如くクローゼット扉辺りに現れます。
〇表聞き
〇裏聞き
いずれの場合も音場は『リスナー前方の壁』に出現します。
暇に任せて、拙部屋の平面図をポンチ絵にしてみました。(笑)
サイズなどは拡大してご覧願います。
この平面図でいうと、左右の壁に沿って引いた青の直線が音場の出現する場所です。
音場の幅は最大でも青線の両端くらいまでですが、奥行きと高さは駄耳では明確に掴めていません。。
以下、拙部屋における音場の位置を大雑把に分けて記してみます。
①モノ音源の音場
青線の中央に出現するので幅は関係ありませんが、奥行きとなると脳内補正して前後関係を判断しています。
②交響曲など大編成オーケストラ曲の音場
青線一杯の幅で鳴りますが、奥行きと高さは不明瞭であり、拙システムは各楽器がクリアに定位していません。
③ボーカル曲を含む小編成の器楽曲の音場
青線の内側で鳴りますが、幅は曲によって違い、センターボーカルは青線中央です。ボーカルがステージの前に立って歌っているとはいえません。
④左右のスピーカーから音が離れない曲の音場
エバンスなどのライブ録音曲で顕著ですが、楽器が左右に分かれてスピーカーから聞こえ、聴衆の拍手が青線から聞こえます。ということは裏聞きのようにも感じます。
☆★現時点での考え★☆
この部屋で試したスピーカーセッティングでは、スピーカーと背後の壁との距離に拘わらず、短辺置きでも長辺置きでも上記④のケースを除いて音場はスピーカーの後ろの壁のあたりに出現したので、『音場=背後壁あたり』とします。
そして、次のことが現時点で分かっていません。
A.『音場=背後壁あたり』としても、奥行きが音源情報通りに現れているのか?←拙システムでは背後壁の向こう側に音場が広がっているようには聞こえない。
B.壁から離してセットするフリースタンディング方式で現代の細身スピーカーを鳴らすと、スピーカー後方上部の空間に(前後左右の壁の影響を受けずに)音源情報通りに各楽器が定位するのか?←少ない経験ですが、ありだと思っています。尚、「杉さんワールド」もほぼ同じように定位しています。
C.スピーカーを背後壁に近づけてセットしてあるオールホーンスピーカーシステムは、音場がスピーカーの横乃至前に出現しているのか?
小生にとってはAの疑問が一番深刻です。
背後壁が奥行きの限界だとして、スピーカーと背後壁との距離を大きく取った現在のセッティングでの音場の形状は果たして音源通りなのか、それとも歪んでいるのか不明です。。
音場までの距離が遠い今は自然な音場だと感じています。
しかし、奥行きが歪んでいるとしたらセッティングを見直さなければなりません。。処方箋は何処?(自爆)