「WE101Fプリ」のDC点火回路をLCを使ったπ型に変更して、ノイズは気にならないレベルになったのですが、どうもアン・バートンの曲で強奏部に歪(ひずみ)があるようです。。
然らばと、固定抵抗式Att.の定数を変更してトータルゲインを下げてみましたが、出音に精彩がなくなった感じがしてあれこれいじくっていたら、また「ウ~ン+ジー」が出始めてしまい、去ってくれなくなりました…。
聴感上のノイズレベルは、プリ後のパワーアンプのゲインやスピーカーの能率に左右されますが、拙パワーアンプのゲインは小さい方なので、問題はスピーカーの能率ということになります。
拙システムの能率80dB台のスピーカーでは、耳をくっつけると聞こえる程度のノイズレベルですが、能率が100dBを超える「AXIOM22」だと、音楽を聴く以前にアカンとなります。。
斯くして、短気爺は、「WE101F」を使ったプリはアンディクス製の2台があるので、解体しようかと考えてラックから降ろしました(笑)。
その代わりに、現在TV音声再生システムで使っている「EF86プリ」を持ってきて、下の写真のように設置しました。KORGのUSBDACの下が「EF86プリ」本体で、隣の黒いラインアウトトランスはKENNYON製です。
将に自己マンですが、名球「EF86」を使ったプリは文句のつけようがない音であり、欠点がないのが欠点だと思えるほどであります。(話十分の一)
駄耳では、透明感とナチュラルさ抜群の直熱三極管の音に対して、傍熱三極管のEF86は中身が詰まった豊潤な音であります。
さて、「WE101Fプリ」の運命や如何に?
単純に元の状態に戻すことは自作者の(エセ)プライドが許さないのですが(自爆)、DC点火回路を以前の「スイッチング電源」に戻してみて、壊すかどうか判断することにいたしました。
★DC点火回路:π型平滑回路
↓
☆DC点火回路:スイッチング電源
判定は……、
ノイズが去ってくれたので、取り敢えず延命!!
↓結局、元の木阿弥…。
こんな風に、作っては壊し、壊しては作りの日々を過ごしております…(自爆)。